小判、大判の買取とは

「小判(こばん)」と「大判(おおばん)」は、主に江戸時代の日本で使用された金貨の種類です。どちらも貨幣制度の一環として使われていましたが、それぞれ異なる役割と需要がありました。


🔶 小判と大判の違い

区分小判大判
形状楕円形楕円形(より大きい)
大きさ大判より小さい小判より大きい
用途一般の高額取引・給金贈答用・幕府の公的使用
重さ約11~15g前後約150g前後(種類により異なる)
需要実用的で高い実用性は低く、儀礼的需要が主

🔸 小判の需要

  • 一般商取引での使用:大名、商人などによる高額取引に使われました。
  • 給金・報酬の支払い:武士への俸禄の一部として支給されることもありました。
  • 流通性が高い:サイズや額面が実用的で、日常の高額決済に適していました。

➡️ 需要が高く、現実的な貨幣として広く使われていました。


🔸 大判の需要

  • 儀礼的・象徴的な用途:幕府から功績者への褒美や献上品などに使われることが多かった。
  • 贈答品:格式ある贈り物としての価値がありました。
  • 実用的通貨としてはほとんど流通せず:あまり一般流通しないため、実際の経済活動での需要は低め。

➡️ 象徴的価値が中心で、経済的実需は小判に比べて低いです。


補足:現代における小判・大判の価値

  • 骨董品やコレクターアイテムとして取引されており、状態や種類により数十万円〜数百万円の値がつくこともあります。
  • 特に徳川家の刻印があるものや、希少な年号のものは高値で取引されます。

🔶 小判・大判の市場価格の目安

以下は、代表的な小判・大判の市場価格の一例です。

貨幣名発行年状態市場価格の目安
明治4年 旧1円金貨1871年鑑定済み約¥257,400
明治新十圓金貨不明鑑定済み約¥430,650
明治一圓金貨不明鑑定済み約¥231,000
昭和61年 10万円金貨1986年鑑定済み約¥555,500

※価格は参考値であり、状態や市場の需給によって変動します。


🔸 市場価格に影響を与える要因

小判・大判の市場価格は、以下の要因によって影響を受けます:


🔹 購入・売却の際の注意点

買取つむぎ大井町店では、専門のスタッフがいますので、お気軽にお立ち寄りください。

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