🌈 1. 色(Color)──最も重要な価値要素
サファイアの価値を決める上で最も重要なのが 色 です。
◎ 高く評価される色
- コーンフラワーブルー(矢車草ブルー)
- 淡すぎず濃すぎず、鮮やかで深みのある青。
- カシミール産・スリランカ産などが有名。
- ロイヤルブルー
- 力強い濃い青だが、透明感があるもの。
色の評価ポイント
- 色相(色合い):青の純度が高いほど価値が上がる。
- トーン(濃淡):暗すぎず明るすぎず、バランスが大切。
- サチュレーション(彩度): vivid(鮮やか)なものが高価。
🔍 2. 透明度(Clarity)
インクルージョン(内包物)が少なく、透明度が高いほど価値が高まります。
ただし、天然サファイアには多少のインクルージョンは普通で、完全無欠ではないのが自然です。
✂️ 3. カット(Cut)
形が美しく、光をよく反射し、色が均一に見える仕上げのものほど評価が上がります。
⚖️ 4. 重さ(Carat)
1カラットを超えると価格が急激に上昇します。
特に高品質な青いサファイアで2カラット以上は希少性が高くなります。
🌍 5. 産地(Origin)
有名産地のものは希少性とブランド価値により高価になります。
特に評価される産地
- カシミール産:世界最高峰とされる、幻のサファイア。現在は採掘ほぼ停止。
- ビルマ(ミャンマー)産
- スリランカ(セイロン)産
- マダガスカル産
🔥 6. 加熱処理の有無
サファイアの多くは色と透明度を改善するために 加熱処理 が施されています。
- 非加熱(ノンヒート):極めて希少で高価
- 加熱処理あり:一般的、市場の大半。価値は非加熱より下。
💠 7. 特殊なサファイア
- スターサファイア(アステリズム効果)
- パパラチアサファイア(ピンクとオレンジの中間色)
→ プレミア価値が非常に高い
🧭 まとめ:サファイアの価値を決めるもの
| 要素 | 重要度 |
|---|---|
| 色 | ★★★★★ |
| 非加熱かどうか | ★★★★☆ |
| 透明度 | ★★★★☆ |
| 大きさ | ★★★☆☆ |
| 産地 | ★★★☆☆ |
| カット | ★★★☆☆ |