六曜を気にする意味はない?六曜やイベントを解説!!

「六曜にこだわる意味はない?」

「気にしたほうがいいイベントもある?」

このように考えていませんか。

六曜は大安や仏滅など日にちごとに吉凶を表すものです。特別な日に合わせて六曜を気にする場合もありますが、意味があるのか疑問に思う人も多いでしょう。

本記事では六曜の意味や気にしたほうがよいイベントを紹介します。曜日ごとの運気が気になる人は、参考にしてみてください。

目次 [非表示]

六曜とは

六曜とは日にちによって吉凶を示す指標です。まずは、六曜の基礎知識として以下の2つを紹介します。

  • ・六曜の概要
  • ・六曜のルール

それぞれ見ていきましょう。

六曜の概要

六曜(ろくよう)は六輝(ろっき)とも呼ばれ、日本の暦において日々の吉凶を表す指標です。「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つの順に繰り返されます。

中国ではじまり日本には14世紀ごろ伝わり、伝承当時は時間を占う指標でした。

江戸時代には六曜が広く流行しましたが、明治時代に入ると政府により暦注(暦に記載される吉凶などの注記)の使用が禁止されました。

しかし、六曜はその後も民間で使用され続け、現代でも冠婚葬祭や建築行事などにおいて日取りを決める際の参考となっています。

六曜のルール

六曜は月の動きを基準とした旧暦(太陰暦)をもとにルールが設定されています。具体的には以下のように六曜の曜日が進みます。

※普段カレンダーなどで目にする1年を365日(うるう年は366日)は、新暦(グレゴリオ暦)であるため混同しないようにご注意ください。

<旧暦1月のルール>

  • ・1月1日(先勝)
  • ・1月2日(友引)
  • ・1月3日(先負)
  • ・1月4日(仏滅)
  • ・1月5日(大安)
  • ・1月6日(赤口)
  • ・1月7日(先勝)

<旧暦2月のルール>

  • ・2月1日(友引)
  • ・2月2日(先負)
  • ・2月3日(仏滅)
  • ・2月4日(大安)
  • ・2月5日(赤口)
  • ・2月6日(先勝)
  • ・2月7日(友引)

月が進むと六曜の曜日が1つずれるため、2月は友引からスタートしているのです。

月ごとのスタートをまとめると以下の形になります。

  • ・旧暦1月・7月の1日は先勝から
  • ・旧暦2月・8月の1日は友引から
  • ・旧暦3月・9月の1日は先負から
  • ・旧暦4月・10月の1日は仏滅から
  • ・旧暦5月・11月の1日は大安から
  • ・旧暦6月・12月の1日は赤口から

六曜は旧暦を基準にしているため、現在の新暦(太陽暦・グレゴレオ暦)と重ねると変則的に見えるのです。

2025年・2026年の六曜については後述するため、ご確認ください。

六曜の意味を一覧で紹介

六曜はそれぞれに異なる吉凶の意味があり、特に時間帯によっても運勢が変わるとされています。以下に六曜の種類とその意味を解説します。

  • ・先勝(せんしょう・さきがち)
  • ・友引(ともびき)
  • ・先負(せんぷ・さきまけ)
  • ・仏滅(ぶつめつ)
  • ・大安(たいあん)
  • ・赤口(しゃっこう)

ひとつずつ見ていきましょう。

先勝(せんしょう・さきがち)

先勝は「先んずれば勝つ」の意味を持ち、午前中が吉、午後は凶とされる日です。

急ぎの用事や勝負ごとには向いているとされ、早めに行動することで運が開けると考えられています。六曜において比較的運勢が良いとされますが、開店や契約などは午前中に済ませるのが無難です。

ちなみに先勝の午前は「14時まで」とされているため、行事を先勝にする場合は14時以降を控えたほうが良いでしょう。

友引(ともびき)

友引はかつては「共引」と表記されており「共に引き分ける日」との意味から、勝ち負けのつかない日とされていました。

現代では「友を引く」という字面から、「慶事には吉、弔事には凶」とされる日です。

結婚式は縁起が良い日とされる一方、葬儀は避ける風習があります。ちなみに、午の刻である11時から13時までは凶とされています。

先負(せんぷ・さきまけ)

先負は「先んずれば負ける」の意味があり、急な決断や行動を避けるべき日とされています。

先勝の逆で、午前中が凶、午後が吉とされており、焦らず冷静に物事に向き合うことで、運気が安定すると考えられています。

よって、大事な行事は14時以降を選ぶのが無難です。ただし、「負」の文字が使われるため、勝負事や契約には不向きとされています。

仏滅(ぶつめつ)

仏滅は「仏も滅する」という文字どおり、最も縁起が悪いとされる日です。六曜の中で唯一、終日凶とされており、結婚式や開業など慶事には不向きと考えられています。

六曜に詳しくなくても仏滅にネガティブなイメージを持つ人は多いでしょう。

一方で、六曜や運勢を気にしない人は、「店の予約が取りやすい」「式場や会場の費用が安くなる」などのメリットから、あえて仏滅を選ぶケースもあります。

滅びることで新たな出発のきっかけになるというポジティブな考え方もあります。

大安(たいあん)

大安は「大いに安し」という意味を持ち、六曜の中で最も縁起が良いとされる日です。

一日を通じて吉とされ、結婚式・引越し・開業・契約などあらゆる行事に向いているとされます。

カレンダーでも強調されることが多く、日取り選びに最も重視される六曜でしょう。ただし、六曜に根拠がないとする見解もあり、過度に意識しすぎないことも大切です。

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赤口(しゃっこう)

赤口は「赤舌日(しゃくぜつにち)」が語源とされ、凶日とされています。特に「赤」の文字から、火や血に関係する災いが起きやすい日とされ、火の元や刃物による事故・ケガに注意すべき日とも言われています。

午の刻(11時頃から13時頃)のみは吉とされ、それ以外は凶です。

時に仏滅よりも行事を避けるべきとする見方もあり、現代でも冠婚葬祭の日取りに影響を与えています。

六曜に意味はない?気にしなくていい理由とは

六曜は、日々の吉凶を示す指標として日本で広く知られていますが、根拠や実用性には疑問の声もあります。ここでは以下の2つの観点から、六曜を気にしすぎる必要がない理由を解説します。

  • ・六曜に根拠はない
  • ・海外に六曜の考えはない

それぞれ見ていきましょう。

六曜に根拠はない

六曜は、現代においては科学的な根拠がないとされ、迷信の一種と位置づけられています。

過去には六曜の科学的根拠のなさや差別助長が絡んだ事例もあります。

2015年に大分県佐伯市において、新市10周年を記念したカレンダーに六曜の記載があったことで配布中止、2016年1月に配布中止を撤回した騒動がありました。

また、六曜は仏教や神道とも関係がなく、どのように始まったのかも定かではない謎めいた風習です。

神仏にも関係がなく、根拠のないものを過度に気にする必要はないでしょう。

海外に六曜の考えはない

六曜を気にする風習は日本のみであり、海外では一般的に知られていません。

例えば、アメリカでは六曜を意識する文化はなく、日取りを決める際に吉凶を考慮することもありません。また、六曜の起源とされる中国でも、現在では廃れています。

六曜は日本特有の風習であり、国際的な視点からすると、六曜を気にする必要性は低いでしょう。

意味がなさそうでも気になる|六曜を意識するイベント

六曜には科学的根拠がないと理解しつつも、気にする場面は少なくありません。特に人生の節目や人と関わる大切な場面では、六曜を参考にする人も多いでしょう。ここでは六曜を意識することが多い7つを紹介します。

  • ・開業・開店
  • ・移転・引越し
  • ・勝負事
  • ・大事な商談
  • ・結婚
  • ・葬式
  • ・お見舞い

自分に関係がありそうなイベントを確認しておきましょう。

開業・開店

開業や開店は、事業の成功を願う大切なスタートです。そのため「大安」の日に合わせる人が多く、縁起を担ぐ傾向が根強くあります。

特に商売においては「初日から縁起が悪いのは避けたい」という心理が働きやすく、仏滅を避けるケースも見られます。

六曜を気にすることで安心感が得られるなら、日取り選びのひとつの参考として考えても良いでしょう。また、開店の日取りとして六曜以外の吉日であるとして一粒万倍日を選ぶ場合もあります。

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移転・引越し

引越しや事務所の移転は、新しい生活や環境への第一歩です。

そのため、大安を選ぶと「運気も一新できそう」と考える人が多くいます。逆に、仏滅や赤口など凶とされる日は避けられる傾向です。

一方で、業者の予約が集中する大安を避け、コスト面を重視して仏滅を選ぶ人もいるなど、六曜の捉え方には個人差があります。

移転・引越しの日取りとして「寅の日」もおすすめです。

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勝負事

試験や試合などの勝負ごとは、先勝や大安といった「勝ち」や「安定」を連想させる日が選ばれやすくなります。特に資格の試験や勝ちたい試合が午前中にある場合は、14時までが吉とされる先勝を選んでも良いでしょう。

一方で、「先負」や「仏滅」は避けられる傾向にあります。冷静に準備をして臨むことが大切ですが、気持ちを後押しするために六曜を活用する人も少なくありません。

大事な商談

契約や取引など、ビジネスにおける重要な商談も、六曜を意識して日程が組まれることがあります。

特に大安は「何ごとも順調に進む」とされ、取引先の印象にも関わるため好まれる傾向です。

逆に、仏滅や赤口は不吉と捉えられることもあり、取引先の考えを尊重して日取りを調整する場面もあります。

結婚

六曜を最も意識されるイベントのひとつが結婚式です。大安は「終日吉」とされて人気が高く、式場の予約が集中する傾向にあります。

一方で、仏滅は「最も縁起が悪い」とされ避けられがちですが、費用を抑えられるためあえて選ぶカップルもいます。

友引は「ともに幸せを分け合う」とされ、午前・夕方は吉です。六曜は気にする人が多いため、親族の意向も含めた判断が求められます。

海外に六曜の影響はないため、仏滅でもハワイ挙式なら問題ないと考える人もいます。結婚における吉日として、母倉日もおすすめです。

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葬式

葬儀において六曜が意識されるのが「友引」です。「友を引く」という言葉から、故人が友人や家族を道連れにするという俗説があり、友引の日は葬儀を避ける風習が残っています。

特に地方では根強く意識されており、斎場が休業している場合もあるため注意が必要です。

友引以外の六曜は葬式を行っても問題ないとされています。

お見舞い

病気や怪我で入院している人へのお見舞いも、六曜を意識する場面のひとつです。

特に赤口は「血」を連想させるため、お見舞いには不向きとされており、仏滅も縁起が悪いため避けられることがあります。また、友引も「病気と引き分けになり、回復が遅れる」と連想されるため控えたほうが良いとされます。

終日吉の大安や午後から運気が良くなる先負がお見舞いの日取りとしておすすめです。

お見舞いに行く際は、六曜だけでなく相手や家族の価値観・面会しやすい時間帯などにも配慮しましょう。

2025年・2026年の六曜カレンダー

2025年・2026年の六曜は以下のとおりです。

  • 2025年の六曜カレンダー
  • 2026年の六曜カレンダー

六曜に惑わされず運気を上げる方法

六曜に縛られすぎず、自ら行動を起こすことも運気を高めるために効果的です。以下に運気を上げる方法を5つ紹介します。

  • ・体を動かす
  • ・睡眠時間をとる
  • ・パワースポットに行く
  • ・整理整頓をする
  • ・不要品を処分する

実践しやすいものから試してみましょう。

体を動かす

体を動かすことは、血流や代謝を促進し、心身のエネルギーを高める効果があります。

激しい運動を行う必要はなく、ウォーキングやストレッチなど、軽い運動でも十分です。

気持ちが沈みがちなときこそ、意識して体を動かすことで前向きな思考に切り替わり、運気の流れも好転しやすくなります。

運動は自律神経を整える効果もあり、日々のリズムを取り戻す手段としても有効です。

睡眠時間をとる

質のよい睡眠は、心身の回復と運気の安定に欠かせません。睡眠不足が続くと判断力が鈍り、小さなトラブルも大きく感じてしまいがちです。

夜はできるだけスマートフォンの使用を控え、リラックスできる環境で眠るように心がけましょう。

十分な睡眠をとることで、自然と前向きな気持ちになり、良い運気を引き寄せることにつながります。

パワースポットに行く

パワースポットも運気アップに効果的です。エネルギーに触れられる場所や、歴史ある神社仏閣などは、心を浄化しリフレッシュできます。

気分を変えたいときや悩みを抱えているときに訪れると、迷いや不安が軽減されることがあります。

人によって感じ方は異なりますが、非日常の空間に身を置くことで、ポジティブなエネルギーを取り入れるきっかけとなるでしょう。

整理整頓をする

運気を上げるために身の回りの整理整頓は重要です。

整理整頓が行き届いた空間は、思考がクリアになり、自然と運気が上がりやすいとされます。

風水の観点から乱雑で物にあふれた空間は混乱や停滞のマイナスエネルギーが発生し、そこに住む人も影響を受けるとされています。

整理整頓を心掛けるとマイナスエネルギーが解消し運気がアップしやすいのです。

自分の部屋やデスク周りなど、よく使うスペースの整理整頓から始めてみると良いでしょう。

不要品を処分する

不要なもの、使っていないものを捨てる行為は運気を高めるとされています。

使わないものや古くなった持ち物は、気づかないうちに停滞した運気を呼び込む原因になることがあるのです。

思い切って不要品を処分すれば、空間が整うだけでなく、新たな出会いやチャンスが舞い込むきっかけにもなります。

古い財布や貴金属を捨てれば金運の、着ていない服や古い下着の処分は恋愛運の上昇が期待できます。


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